セメント瓦 塗装 メンテナンス
セメント瓦は厚みがあって頑丈ですが、水に弱いという性質があり、防水塗装による
メンテナンスが必要になります。
放置しておくと、水を吸収して様々な劣化症状を起こし、瓦の割れやひび割れ、雨漏りに
の原因になります。
セメント瓦とはセメントと川砂を混ぜ、モルタルを型に入れて成形後に塗装した屋根材です。
陶器瓦と比べて瓦の中では軽量なので、耐震性は強いのですが、紫外線や風雨、温度変化等で
塗膜の劣化が進行すると素材のセメントの劣化も早くなり、割れやひび割れ等の原因にもなります。
また、塗膜が劣化することで、セメント瓦の吸水が進行して、セメントの成分であるカルシウムが流出してしまう為、表面がザラザラと骨材が現れ、少しの衝撃で割れるようになります。
そうなる前に定期的なメンテナンスをお勧めします。
セメント瓦は約10年くらいが塗り替えを検討すべき時期になります。
塗り替えサインの基準として、セメント瓦の塗り替え時期のポイントは3つあります。
①変色や色あせ ②苔が生えている ③瓦のひび割れ
苔が生え始めると、水を吸収するようになり、瓦の劣化が進むという悪循環になります。
瓦屋根は、下から状態を確認しずらいので劣化具合がわかりにくいのです。
だから塗り替えの時期を見極めるにはプロの業者の調査が必要になります。
下から見て確認できないからといって、素人が屋根の上に登って確認するのは危険です。
必要に応じて専門業者に依頼しましょう。
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