ガルバリウム鋼板 屋根修理
最近よく聞くようになったガルバリウム鋼板とは主に、亜鉛にアルミニウムやシリコンを
加えて耐久性を高めた合金のメッキ鋼板です。
屋根の葺き替え工事では非常に人気のある屋根材で、現在多くの住宅屋根で
使用されています。
以前は、金属屋根と言えばトタン屋根が多く採用されていましたが、
トタン屋根は錆やすく頻繁にメンテナンスが必要になるなどのデメリットがあり、
ガルバリウム鋼板が普及したことで現在ではトタン屋根への葺き替えは
ほとんど採用されなくなりました。
ガルバリウム鋼板は、金属屋根以外で主流の瓦やスレート屋根(カラーベスト)
などを比べても、屋根材が軽量で耐震性に優れていることや、コストが高すぎないことなど
メリットが多くあります。
商品自体が0.35㎜~0.5㎜ととても薄いため加工もしやすく、
万が一の地震の時にも屋根が軽いので耐震性が優れているのも特徴です。
デメリットとしてはガルバリウム鋼板など金属屋根は音が反響しやすいため
雨音や風の当たる音が大きく聞こえます。
屋根に当たった雨風の振動が金属を通して増幅され大きな音となって
騒音に変わるのです。
また、金属屋根というのは厚さも薄いため音の影響を大きく受けます。
そのため、他の屋根材よりも大きく音が聞こえてしまいます。
それでもガルバリウム鋼板屋根に葺き替えしたい場合は事前に対策を
講じることをお勧めします。
例えば、防振材は衝撃を吸収するため振動の伝達を抑止する効果によって
騒音を低減することができます。
遮熱効果などがあるものもあるため、他の面でも効果があります。
ガルバリウム鋼板屋根の葺き替えを検討されている方はその後の生活ストレスまで考慮し、
屋根の防音性能まで含めて検討してみましょう。
まだ塗装で十分な劣化状況という方には塗料で対策を行うのもありだと思います。
ただ、かなり傷んでいる屋根の場合は、数年後にまた塗装する手間が発生しますので、
塗装が潮時の方は、屋根葺き替え工事に切り替え、更に防音対策の金属屋根を選択
することをお勧めします。
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