突然の雨漏り
弊社には日頃、突然の雨漏りで困った、以前からずっと雨漏りしていたのだけれど、
今回は雨漏りが激しくて対応せざるを得なくなった等、いろいろなご相談を受けます。
特に注意が必要になるのは、強風や猛烈な雨によって住宅に被害が生じて、
そこから雨漏りが始まってしまう問題です。
雨漏りは、天井からポタポタと水が落ちてきても、日常生活が不便になる程度に
考えている人もいるのですが、実は家屋内に雨水が広がって二次被害が発生している
可能性も考えられます。
そうなると、建物の構造に重要な木材を腐食させたり、湿気の高まりでシロアリ被害を
招いたりと、非常に重大な問題に発展しかねないものなのです。
したがって、雨漏りを発見した時にはできるだけ早く専門業者に連絡し、
修理の依頼をするのがオススメです。
しかし、台風シーズン中になると、すぐに修理してもらいたいと連絡したとしても、
他にも多くの住宅被害が生じてしまっていることから、修理に来てもらえるまでにしばらく
時間がかかってしまうなんてことも珍しくありません。
実際に、2018年に関西地方を襲った台風21号では、非常に広範囲の被害が
生じてしまったため、2年近くたった現在でも屋根にブルーシートが被ったままの状態で
屋根修理が終わっていない、なんて家屋があるほどなのです。
そこでこの記事では、台風による雨漏りがさらなる住宅被害につながらないようにするため、
業者さんが来てくれるまでに自分で出来る応急処置についてご紹介します。
天井からの雨漏りの場合
天井から突然水がしたたり落ちてきたら、慌ててしまう人も多いはずです。
雨漏りが起きているということは、屋根や外壁のどこかに亀裂や劣化が生じているということです。
いったいなぜこうなったのかと、原因について追及したくなるでしょう。
とはいえ、それよりも先にやるべきことがあります。
まず、雨漏り部分にバケツを置いて、水が広がらないように処置しましょう。
雨漏りが起きているということは、家の内部に水が浸入しているということです。
水が広がれば広がるほど、建物の構造に重要な木材のカビや腐食、シロアリ被害など、
その後注意するべきポイントも多くなってしまいます。
雨漏りを発見したら、まずはそれ以上に被害を広げないよう注意してください。
あればブルーシート、なければ新聞紙を広げた上にバケツやたらいを設置し、
床に水が染み込まないよう工夫します。
もし可能であれば、雨漏りが起きている箇所が他にもないか、確認した方が良いでしょう。
この段階では天井や外壁のどこにトラブルが生じ、どのように水が漏れてきているのか
わからない状態です。
雨漏りが起きているのは一部分だけとは限りません。
できる限り発見して、同様の応急処置を行っておくようにしましょう。
サッシ・窓枠周辺や室内の壁から雨水が染み出てくる場合
基本的に雨水が染み出てくるところやその周辺に雑巾や布を置いて、
吸収することで対処します。
ここまで室内側から出来る応急方法をご紹介してきましたが、
注意したいのが屋根に登ってご自身での修理は、転落などの危険が伴うため
おすすめできません。
屋根修理のプロでさえ時には大事故が発生するのが屋根の上での作業です。
慣れない人が自力で屋根を修理しようとすると、屋根から転落して大けがを負って
しまう恐れがあります。
さらに雨漏りの原因というのは、外見からでは分からない屋根の内側で起こることもあります。
屋根の構造や雨漏りについて知識のない人が容易に修理しようとすると、
排水のための穴をふさいでしまい雨漏りがかえって悪化する原因にも。
後々再修理となると、高額な費用を取られることにも繋がりますので、屋根の雨漏り修理は
プロにお任せしましょう。
雨漏りは長期間、放置してしまうと、家屋内に水が浸入し梁や骨組みにカビや腐食等、
深刻なダメージに繋がってしまいます。そうなる前に調査・補修をされることを
お勧めいたします。
当社は地域密着型として何かあれば早急に対応を心がけております。
見積もり、現地調査は無料ですのでお気軽にお問い合わせください。
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