瓦の落下
ある日、住宅の敷地内に瓦の破片が落ちていることに気づいた。
そんなことありませんか?
屋根には勾配があり、台風や経年劣化により割れてしまったりズレた瓦が
少しずつ屋根を滑り落下してしまうことがあります。
瓦は他の屋根材に比べて重量が一枚約3.0kg前後あります。
そんな物が高い屋根から落ちてくると思うと恐ろしいです。
また、屋根に割れたりズレた状態にある瓦は突然の突風などで
飛散する可能性も考えられます。
そうなると、飛散した瓦が近隣の家屋や最悪、歩行者にも被害を与えてしまう
危険性もあります。
そして、破損した瓦に気づかない場合、雨が侵入して雨漏りが発生してしまします。
梅雨時期や台風シーズン時に被災を受けてしまった場合、その時期は広い地域で
被災を受けてしまったり、雨漏りが発生してしまった方が多く、
補修工事などの早期対応が難しい状況になってしまいます。
また、平成30年に関西地方で発生した台風21号や平成28年の熊本県と
大分県で発生した地震のように被災状況によっては、
工事依頼が殺到して対応が半年後や1年後になってしますケースもあります。
何もできない間、降り続く雨や風によって、破損状況はどんどん広がり、
雨で濡れてしまった家屋内の柱や壁の腐食が進み、安心して住んでいられない
最悪な状況に陥ってしまう可能性も考えなければなりません。
では、このような二次被害を事前に防ぐためにはどうしたらよいのでしょうか
まず、梅雨時期や台風シーズン前に屋根の状況を見てもらうようにしてください。
そして屋根に不具合があった場合は早めに補修しておくことが雨漏りや
二次被害防ぐ大切な事になります。
間違っても危険ですので、ご自身で高所な屋根に登って確認しないようにしてください。
また、点検や工事を依頼する際、下記のような業者には気をつけてください。
①訪問販売業者
- この地区で無料点検をしています。
- 〇〇様邸で無料で屋根の点検をしますので一緒にいかがですか?
- ご近所で工事をしているのでついでに点検してあげます等。
- 頼んでもいないのに点検に来たり勧めたりする
- 大げさに不安ばかりをあおり、悪いことを言う
- 安さを売りにし、契約ばかりをうながす
- 家族に内緒にするようにうながす
- 少人数で契約し、他言しないようにうながす
- しつこく勧誘を繰り返し、断っても帰らない
- その場で契約をしたがる
- 言葉が大げさ
このような言葉で屋根、壁の点検をしたがる業者は私の経験上ほぼ100%
訪問販売の業者です。
点検後、悪いところを見つけ指摘して工事を勧めてきます。
私の知っている所では、瓦を見えない所でわざと割ったり、白蟻を持って行ったりと、
本当にひどいことをします。「このままでは地震が起きたら一発で崩壊する」等
とにかく大げさに不安をあおります。
②違約金が発生する
リフォーム工事の契約書に解約した際の違約金が記されています。
契約書は文字がたくさん書かれているため、大半の人は違約金の記載に気づきません。
「実費負担が発生する」という理由で、リフォーム工事の解約を申し出た際に
違約金を請求してきます。
③追加工事代金を請求される
「実費負担ゼロ」を本当にするために、最初は安い費用で工事を請け負います。
工事が始まって顧客が解約を申し出られなくなった後に
「家の構造上、最初の見積もりでは工事ができません」といった適当な理由を付けて、
追加工事代金を請求してきます。
追加工事代金の支払いを拒否した場合は、工事を途中で中断されてしまうため、
支払ってしまったというケースがあります。
④解約ができない
保険金支給額が確定するまでに、最低でも10日間かかります。
リフォーム工事を契約してから火災保険の申請をした場合、
クーリングオフ期間の8日間を過ぎてしまいます。
※クーリングオフとは「一定の契約に限り、一定期間、
説明不要で無条件で申込みの撤回または契約を解除できる法制度」
解約を申し出ても、解約が受け付けられないため、
不足分を実費で支払って工事をしなければならないと不安をあおってくる。
住宅修理に関するトラブルの例
業者から電話があり、台風で壊れた屋根を保険金で修理しないか?
という勧誘を受けたので申し込むと、業者から依頼を受けたという調査員が
訪問してきた。
その後、屋根の写真と修理見積書を用いて保険会社に請求し、
支払われた保険金全額を修理費として業者の銀行口座に振り込んでしまった。
後日、業者から修理予定日を告げられたが、別の台風の影響により延期になった。
その後、具体的な修理日程を業者に何度も問い合わせたが分からないと言われ、
いつまでたっても修理が行われない。
保険金請求代行業者に関するトラブルの例
保険金請求の手伝いをしているというコンサルタント業者から、
お宅は昨年の地震で保険金請求しましたか?と突然電話があり、
していない、と返答すると後日突然、家に来訪してきた。
家の周りを調査し基礎や外壁の細かな亀裂に対して、
地震による損害と申告すれば保険金がおりると言い、災害復興支援業務依頼の
書面を見せられたので契約した。
後日、保険会社の確認を経て保険金が支払われたが、
直後にコンサルタント業者から保険金の40%を5日以内に支払うよう
請求があった。
保険金の40%の報酬は高すぎるのではないか。
保険金が支給される前にリフォーム工事を契約するのはトラブルになることが多いです。
保険金支給された後にリフォーム工事契約を結ぶようにしましょう。
弊社は屋根に不具合などがあった場合、状況説明や写真を提示し、
最適な工事のご提案を心がけております。
屋根調査やお見積りは無料で対応させていただいておりますので、
ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。
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